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【読書】論理哲学論考/ウィトゲンシュタイン

PSUのブログなのに、あまりにPSU関連で書く事が無さ過ぎて、
貯めていたネタを消費中なのかも。

論理哲学論考



今回も哲学の本です。
はい、厭そうな顔しないで下さい。
頑張って紹介しますから~。

この本は、ウィトゲンシュタインの有名な著作です。
このウィトゲンシュタインは、「哲学の破壊者」と呼ばれる人です。

なぜ、哲学の破壊者か?
論理で説明しない(し得ない?)哲学に、体系的な論理考察を持ち込み、
哲学を完成させようとしたからです。
事実、その試みはかなりの部分で成功しており。
文章を一見しただけでも、分かりやすく、完璧な説明に見えます。
彼の論理的な文章は、かの(日記のような文章の)ニーチェと対極です。
ただし、ニーチェの文章は詩的(散文的)なんですが、
ウィトゲンシュタインの文章も俳句のような「短編詩的」な美しさがあると思います。

さて、ウィトゲンシュタインの哲学は、(ニーチェと違い)、
命題に対して回答していくという形を取ります。

こんな感じです。
命題1.
 世界は成立していることがらの総体である。
命題1.1
 世界は事実の総体であり、ものの総体ではない。
命題1.11
 世界は諸事実によって、そしてそれが事実のすべてであることによって、規定されている。
命題1.12
 なぜなら、事実の総体は、何が成立しているのかを規定するのと同時に、
 何が成立していないのかを規定するからである。
命題1.13
 論理空間の中にある諸事実、それが世界である。

(中略)以下、個人的に抜粋
命題4.112
 哲学の目的は思考の論理的明晰化である。
 哲学は学説ではなく、活動である。
 哲学の仕事の本質は解明することにある。
 哲学の成果は「哲学的命題」ではない。諸命題の明確化である。
 思考はそのままでは不透明でぼやけている。
 哲学はそれを明確にし、限界をはっきりさせねばならない。
命題6.4311
 死は人生のできごとではない。ひとは死を体験しない。
 永遠を時間的な永続としてではなく、無時間性と解するならば、
 現在に生きるものは永遠に生きるのである。
 視野のうちに視野の限界は現れないように、生もまた、終わりをもたない。
命題6.522
 だがもちろん言い表しえぬものは存在する。それは示される。それは神秘である。

はい、説明する気がないニーチェとは全然違いますね。
補足すると、論理的な説明の為に、数式での説明が行われる命題もあります。

ウィトゲンシュタインは、哲学者は哲学的命題を扱う職人であるよりは
むしろ苦悩や混乱を解決するセラピストのようであるべきなのだという
考えが根底にありました。

最後に、この【論理哲学論考】は晩年のウィトゲンシュタイン自身が
「重大な誤りがあった」として、新たな著作【哲学探究(著者の死により未完)】を書いています。
何がいいたいかと言うと、完璧に見える【論理哲学論考】も
全てが真理だとは思わないで下さいねって事です。
それでも【論理哲学論考】には魔法のような魅力があります。

こんな人にオススメ
短く論理的な哲学書を探している方
過去の哲人の説明は、妄想(=個人の倫理感覚を哲学と言った)だと感じている方
学生の方は是非


蛇足ですが、哲学入門書としては、【ソフィーの世界】がオススメ。



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